2000年12月24日
in 渋谷Egg-man
出演者
吉良知彦−Tomohiko Kira−(Vocal・Guiter・Key・Backingvocal…)
小峰公子−Koko Komine−(Vocal・Accordion・Backingvocal…)
佐藤正治−Masaharu Sato−(Percussions・Backingvocal)
and La compagnie "A-n"
第1部
「Apres une priere(祈りのあとに)」
第2部
1.休まない翼
2.この空で会えるよう
3.遠い音楽
4.生まれた街へ
5.harvest rain(豊穣の雨)
6.夜毎、神話がたどりつくところ
7.星の約束
8.僕の贈り物
9.POLAND
10.Tears
11.夏至南風(カーチバイ)
12.星ぬ浜
13.ブランシェ
14.EASY GOING
(アンコール)
15.光降る朝
も、ものすごいことに……! ほんとに、こんな豪華な企画でいいんでしょーか。
さて、本日はクリスマスイブ。
本当は、渋谷なんぞに出かけるのは億劫で仕方がないんですよね…どうせ人多いんだろうし。
と思ってたら案の定、渋谷は人ばかり。見渡す限り、人。しかも、カップル。
いちゃつくのはかまわんので、せめて通れるようにしてください……。
イルミネーションはあっちこっち綺麗でしたけどね。
第1部
セリフはなし。
踊りと、あと歌ですべて構成されている舞台。
それが、ものすごい迫力なんですよ。圧倒される、感じ。
ううむ。もしやすると、これからご覧になる方がおられるかもしれません。
ので、ここでは語りますまい。1月にまたやるし。フランスでもやるし!
第2部
…の前に。
ライブのセッティングのため、30分ほど休憩が入りました。その間のお楽しみ。インターネット上で(しかもBBSに小峰公子さんご本人からの書き込みで)告知があった、大ジャンケン大会ーー!!
商品は、「出演者全員のサイン入りikonTシャツ」「アルバム『私は羊』で吉良さんが着ていた(!!)シャツ」「タイのお土産」「サイン入りLa compagnie ”A−n”のチラシとフランスのハーブ」。
って……ファンなら垂涎ものだ!! 私は羊のシャツーーーー!!! 羨ましいっ!! (←もちろん負けた)
主役のはずの吉良さんが、「えーと…つまり、ばつなぎです」って言ってたのがなんだか可愛らしい…。
そしてその吉良さんにちょっかいを出すマサさんがーーーー!!
1. 休まない翼
FROM 『桜』
まずは、吉良さんひとりのZabadakソロコーナー!!
実は、このライブが始まる前に、インターネット上で「何が聞きたいか」というのを聞いたんですね。もちろん投票しましたがv
その投票で堂々1位に輝いたのがこの曲!
だよなあ…名曲だもんなあ。
ここのところ、ライブではいっぱいやってますねえ、この曲。嬉しいですv
2. この空で会えるよう
FROM 『LiFE』
中国語で、「在這天空相會」。アルバムでは中国語で入ってますね。
それを今回は吉良さんがソロでv ソロでやるのは初めてなんだそうです。ギター1本と吉良さんの美声……やっぱりいいなあ。吉良さんの声って、どうしてこんなに広がりを持ってるんでしょ。
3. 遠い音楽
FROM 『遠い音楽』
「リクエストがなくても、やります」って前置きで始められたこの曲。
そりゃあ、リクエストはないでしょうねえ…なにせ、定番だから。この曲を聴くと、ザバのライブに来たんだなあ…と、そう思うんですよね。何たって、Zabadakを代表する曲ですから!
そして相変わらず……くううっ、いいなぁ……。
遠い音楽は、やっぱり大勢で弾くのもいいけれど…吉良さんのギターソロが一番好きです。
4. 生まれた街へ
FROM 『遠い音楽』
ここで、小峰公子さん登場。「祈りのあとに」で歌ってるときに気がついてたんですけど、公子さんちょっとのどの調子がおかしいようです。「なぜか突然こんな声になっちゃって。こんなの初めてなんだけど」と仰ってました。ふにゃー…だ、大丈夫なんですか?
そんなわけで公子さんは今日はハスキーボイス。「この声だとブルースとか歌いたくなっちゃうね」。ブルース! なるほど、それはありかも…などと思ってると、突然吉良さんがブルースな旋律でギターを弾き出し……。そして小峰さんがノる!! 会場は大爆笑。「なにやらせんの」って公子さんは仰ってましたが…もしや普段もそのノリなんですか、お二人!! 「本当はこういうの弾きたいんだよねー」と吉良さん。どこまでもついていきます!
さて。
この「生まれた街へ」…。いいよなあ…うんうん。この曲も、確かリクエストの上部に食い込んでませんでしたっけか。1番の歌詞が文句なく好きなんですが…あああ、書けないよ。著作権め……。
5. harvest rain(豊穣の雨)
FROM 『遠い音楽』
これも名曲ですねー。けど、今回は誰もが思った(と思う)…「えっ? 大丈夫なのかな」。公子さんがメインのパートを歌うんですよね。でも、今日って公子さん声が出ないから、このクラスの高さだときついんじゃないだろうか……。みんなの心配がひしひしと伝わってきます。
公子さんは、それでも「心で歌うから」って、一生懸命歌っておられました。あぁ…公子さん…素敵だ…。
6. 夜毎、神話がたどりつくところ
FROM 『Decade』
でました!! よごしん!! 前回かなりの鬼門だったこの曲!!
ここから、マサさんが登場。受け狙いで黒いコートを着ての登場だ! カッコイイです、マサさん!
さあて面子もそろい、曲がスタート! …と思いきや。出だしでいきなり吉良さんのギターミス。やっぱりこの曲は今回も鬼門!?
そうしてテイク2、今度はすんなりと歌に入っていきました。…と思いきや。今度は吉良さんの歌詞ミス。「異国の…」が、「約束…」になってしまう…って、前回とまるきり同じじゃないですか あ。
マサさん曰く。「俺は許さんぞー」
けどね、なんだか、それが吉良さんらしくてね。好きなんだなー…歌詞ミス。
7. 星の約束
FROM 『音』
あー…浸れる。間違いなくおすすめできる曲ですねー。前回は、この曲でもものすごいことやっておられた吉良さんでしたが。今回はノーミスでしたねv
ライブでこの曲をやるのって、最近多いのでもう嬉しくてっ。ライブで嬉しいのは、この曲と「百年の満月」。飛び上がって喜びます。
8. 僕の贈り物
FROM 『LiFE』
ネットでこの曲が告知されたとき、めっちゃ納得しちゃいました。そうかー…クリスマスですもんね。
なんかほのぼのしちゃいます。この曲をライブで…聴いたことあったかな? どっちにしても懐かしいですね。あー…クリスマスといえば、「12月の恋人」なんかも聞きたかったかなー…なんて。
9. POLAND
FROM 『Water Garden』
ポーランドリコーダー隊出動! 近頃のライブは、POLANDが定番になってきてますね。何が嬉しいって、やっぱりリコーダー隊。リコーダーって、主旋律なのに。それをお客さんがやっちゃうっていうのがものすごい。そして、みんな上手い…。はっきりいって、お客さんのメロディのバックバンドと化すメンバー。けど、やはりこの一体感はたまりませんね。
そして、今日はクリスマスイブ! ということで、前奏のトップ部分を吉良さんがキーボードで(しかもチャーチオルガンで)弾き始め……うわ、カッコイイ!! 次のパートがギターからはじまるので、ご本人ぼそりと「…どうしよう」なんて仰ってましたが。
インストルメンタルで、これだけ盛り上がれるって言うのもスゴイかも。
10. Tears
FROM 『Something in The AIr』
合唱に使ってみたい曲ナンバー1。もちろんお客さんが黙っていられるはずもなく、最後の方は大合唱です。
この曲なあ……なんだか泣ける。泣ける曲は多いんですけど。最近の曲では一押しでしょう。
11. 夏至南風(カーチバイ)
FROM 『COLORS』
はい、ここでLa Compagnie "A-n"の皆さんの登場です。浴衣だ、浴衣v マサさんは「夏以外でこんな衣装見たの初めてだよ」とひとこと。か、かわいいよう。
この曲で、舞台は一気に沖縄な空気に早変わり。でも不思議とギターに合うんですよね。
12. 星ぬ浜
FROM 『COLORS』
目の前でダンスが繰り広げられる…なんて贅沢な。何気ない踊りなんですけど、とてもひとつひとつの動きが綺麗なんですよね。しかし"A-n"の皆さん…美人だ。公子さんも美人だし。きれいな人たちが舞台に……。骨抜き…。きれえな女の人、大好きですv
13. ブランシェ
FROM 『Welcome to Zabadak』
今回の目玉ーーーー!!! 吉良さんでさえ「13年くらいぶり」という、Zabadak初期の曲!! ええ、ええ、聞きたかったんです! リクエスト思いっきり票、入れちゃいましたよ! 「休まない翼」と1位を争ったというほど、みんなが聞きたいと思っていた曲。なにせZabadakは長いから。風音みたいに途中から、という人が多いと思うんですよ。だから、上野洋子さんがいた頃からのファン、という方を見ると羨ましくてねぇ。
さて曲だ! というところで、公子さんがぼそりと。「この曲歌ってたとき、吉良くん化粧してたんだよ」
とたん、沸き立つ会場。吉良さんはちょっと居心地悪げでした。「このころって、バンドっていうと化粧してなくちゃダメでね」ああ…そうか、そんな時代もあったんですね。時代って移り変わるのはやいから…。
その話題は結構ツボだったらしく、前奏の最中でマサさんが「化粧してたんだ…」とぼそり。仲良さげ。
ええと…ちなみに、この「Blanche」。あと、歌詞の「a la vie et a la mort」(熟語だからJASRAC的に平気だよね? 辞書にも載ってます)……フランス語ですね。「Blanche」は「白」。「a
la vie…」の方は「生と死と」。熟語でいうなら(aにアクサン・テギュつきますけど)「生涯変わらぬ・終生の」で、「アラヴィエアラモー」と読みます(カタカナで書くとなんだか……)。フランス語…。
ええ、ばらしちゃいましょう。風音は大学1、2年の外国語で、フランス語とってました。なぜって? ザバの初期の曲が結構フランス語使ってたからです。だから…ああ、行きたいんですけどねえ、ザバのフランスでのライブ!!
14. EASY GOING
FROM 『Welcome to Zabadak』
ライブの必需品!
この曲のイントロが流れたら、是も非もなく立ち上がるべし。ほんとにこの曲がはじまると、テンションが一気にあがる。落ち着いて聞いてた人も、次の瞬間には暴れてますからね(笑)。
やっぱり大合唱になる! もう腹筋使って歌っちゃってますからね! しかも大声でも、ライブハウスなので大丈夫v かなりストレスは発散されるものと思われます。暴れるから体力も使うし。ただ、前曲の拍手、この曲(ずっと手拍子だ)、アンコール、と続くとやっぱ手が…動かないー。それもまたライブの醍醐味、かな。
15. 光降る朝(アンコール)
FROM 『LiFE』
「クリスマスだし。この曲をみんなで歌って今日は閉めよう」
ということで、舞台とお客さんで、この曲を大合唱。
もちろん舞台もマイクなしです。
吉良さんのギター1本を伴奏に、会場がひとつになって、ひとつの歌を作り上げる。気持ちいい……。
うん。終わったら10時半だったけど。楽しかったv
さあて、また明日も頑張るぞー。