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※ このお話(?)は桂月玲様と風音のメールのやりとりから生まれたものです。
S子って言うのはアレですよ。
井戸から出てくる呪いのビデオのあの人。
玲様のパートは薄めの色、
風音のパートは濃い色でお届けしますv
S子とナルはどっちが強いんでしょうね。ああ、でも井戸の中で30年生きてた
S子とちょっと力を使いすぎると瀕死の重体になっちゃうナルじゃ…。
↑すべてはここから始まった…。
安原(実況) | S子の呪い攻撃!ナルに50のダメージ…おーっと、ナルの周りの空気に変化が…! |
安原(実況) | ああっ。でました! PKです! ものすごい気の流れが…これは立っていられません!! S子に400のダメージです!! |
ぼーさん | 今ぼーさんは、最初からやってほしかったという気持ちでいっぱいです。←(笑) |
安原(実況) | これにはさすがのS子もギブアップか!? …と、しかし、本人にも500のダメージがあった模様です!! 膝をつきました!! |
リン | ナル!! |
ナレーション | 駆け寄るリンさん、あわててその後を追う麻衣、悲鳴を上げる綾子、青ざめる真砂子! |
ぼーさん | ジョン、救急車! |
ジョン | は、はいっ!! |
…ていうかS子はどうした。 | |
安原(実況) | 救急隊員、今ナルを運び出そうと場内に…ちょっと待ってください、まだS子が…あーっ、救急隊員に1000のダメージッ!! 部外者へ攻撃しています!! 救急隊員ダウンです! |
リン | やめなさい! 彼らは部外者です!(嘯の音、式を控えさせる) |
麻衣 | あたしも手伝うよ! 非力だけど、構わないでしょ? |
ぼーさん | ダメだ、お前じゃ非力すぎる(キッパリ)。ジョン、来い。 |
ジョン | ハイです。麻衣さんたちは待っとって下さい。何とかして来ますよって。 |
安原(実況) | ここで状況に変化が現れています。S子です、S子の影が薄れてゆきます…あっ、原さんが倒れました! どうしたのでしょうか、ここからではよく見えませんっ!! |
綾子 | ちょっと少年、何であんたはのんびり実況してんのよ。 |
安原(実況) | え?ああ、僕は特に何も出来ませんから、いざっていう時のために控えておく、ということで。 …!? 原さん! 原さんがS子にとり憑かれています! 今、ぼーさんとブラウンさんが駆けつけました。ナルの様子はどうなのでしょうか…? |
真砂子の様子…漫画版GH2巻『公園の怪談!?(でしたっけ?)』参照(笑) | |
真砂子 | ふーふーふーふーふー。 |
麻衣 | ぼぼぼぼぼぼーさんっ、真砂子が怖いっ!!!! |
綾子 | それより麻衣、今のうちにナルを! |
麻衣 | あぁっ、そうだね、早いところナルを病院に連れて行かなきゃ! |
リン | 谷山さん、お願いできますか。 |
麻衣 | まかしといてよっ。 |
安原(実況) | ああ、今谷山隊員と松崎隊員の手によって、負傷した隊長が救急車の方へと運ばれていきます!! |
真砂子 | いーかーせーなーいーわー。(ってゆうかS子性格変わってる) |
ぼーさん | くっ…。ジョン!! |
ジョン | だ、ダメですっ、押し切られますっ。 |
ぼーさん | ちぃっ!! 行かすかっ!! |
真砂子 | うふふふー。 |
ぼーさん | っ!!!! |
安原(実況) | ああっ!! 滝川さんが吹き飛ばされました!! |
麻衣 | ぼーさんっっ!! |
綾子 | 危ないわよ、麻衣!! |
安原(実況) | …? ちょっと待ってください、渋谷さんが…っ!? |
麻衣 | な、ナル!? |
綾子 | …ナル? |
安原(実況) | ああ、渋谷さん!! 隊長の表情が…。 |
ぼーさん | ジョン…この前の事件(ホワイトクリスマス)、ちゃんと解決してたよな…。 |
ジョン | はあ…まさか、ケンジ君なはず、ないと思いますです…。 |
麻衣 | えっと…これ、何だか薄気味悪いんだけど…。 |
安原(実況) | これは一体…渋谷さん? 大丈夫で…!! わ、笑いました!まさに天使のような、純真無垢な、とってもあどけない…。 |
全員 | !!!!(ケンジくんか!?) |
安原(実況) | えっ!? ちょっと、谷山さん!! 大変です、谷山さんが倒れてしまいました! 心の重傷者が現れてしまいましたっ!! |
綾子 | あああ、もう!! あたしだって倒れたいわよっ!! |
ぼーさん | …さて。どーするかなあ…。 |
ジョン | ええと…どうしましょ。 |
リン | …………。(さすがのリンさんも少しびっくり) |
安原(実況) | なんだかあたりはある意味異様な雰囲気となってまいりました! どう表現したらいいのでしょう、とてもほのぼのとしています! …あっ。点描です!! 点描が散っています!! |
ジョン | でもなんででしょう…。違和感があまりしはりませんね。 |
ぼーさん | はあ? それマジでいってんのか? アレに違和感がしなかったら、この世の何が違和感だって言うんだ。 |
ジョン | いえ、そうなんですけど…なんだかこう……。 |
麻衣 | う、うーん…。 |
リン | 谷山さん! 気が付きましたか。 |
麻衣 | あ、リンさん…。 |
安原(実況) | あ、谷山さんが目を覚ましました。しかし、状況は何も変わることがありませんっ。 と、ああっ!! 渋谷さんが、S子(外見真砂子)に向かっていきます! 一体何をする気でしょうか!? |
リン | …!!! しまった!! |
安原(実況) | おや…空気がなんだかゆがんで見えますね。! これは!! まさか2発目のPK!? 渋谷さんにとりついた何者かが、渋谷さんの力を使うことを覚えてしまったのか!? |
ぼーさん | げっ。 |
安原(実況) | でました! PKです!! 原さん(S子)は何とかそれをよけました! さすが30年も井戸の中で生きていただけのことはあります! しかし渋谷さん、手加減しません! …それより、渋谷さんの体調の方が気になりますが…。? 平気です。倒れません! とても穏やかに笑っています! |
リン | 一体…。 |
麻衣 | ! ね、ねえ、リンさんっ!! |
リン | どうしましたか。 |
麻衣 | あのナル…。ナルっていうより…。ううん、まさか…でも! |
リン | …! 谷山さんっ…。 |
マジで!? 待て次号!!!(笑) | |
麻衣 | あれってむしろ…ジーンじゃない!! |
ぼーさん | ジーンって…ナルの兄貴の!? |
綾子 | あれ、一応ナルよ。アンタ寝てるんじゃないの? |
麻衣 | ううん、絶対ジーン!! あのカオがその証拠よっ! |
一同 | …うーん…。 |
リン | 間違いないでしょう。ジーンがナルに憑依しています。 |
麻衣 | そうでしょ、リンさん? あの顔はナルじゃないもん! |
リン | いえ、そうではなくて消耗の仕方が…。 |
綾子 | じゃあ、あれがユージーンってこと? |
ジョン | そうなりはりますね。そ、そやけど、ユージーン・デイヴィスはんはあちらへ行かれたんやおまへんかです? |
綾子 | ジョン、あせってるでしょ。言葉が乱れてるわよ。 |
ジョン | はあ…でも、どうしはるんどすか? このままじゃ渋谷はんも…。 |
安原(実況) | おおっと、戦況(?)に変化がっ! 渋谷さんの…いえ、ジーンさんの微笑が炸裂だあっ!! |
ナル(ジーン) | 大丈夫? 怖がらなくていいよ |
一同(心の声) | (お前の方が怖いよ…) |
真砂子(S子) | …………。 |
ナル(ジーン) | ここで争っていても光は見えてこないんだよ。(天使の微笑) |
真砂子(S子) | …………。 |
さあ、中身がジーンとなったナルの説得は成功するのかっ!?(書き逃げ) | |
安原(実況) | おや…雪? 季節はずれですね。…いえ、違います、これは…。花びらです! 桜の花びらが舞っています!! |
ぼーさん | 少年…桜でも十分季節はずれなんじゃないか? |
綾子 | ちょっと! そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。 |
麻衣 | そーだよ、綾子の言うとおり! けど、あたしたちじゃどうしようもないよ。ここはジーンを信じるしか…。 |
ぼーさん | …まあ、そうだな。ここで下手にS子を挑発したら、ナル坊にまで被害が及んじまう。そんなことになってあとで大変な目に遭うのは俺たちだしな |
一同 | (納得…) |
ジョン | その方がええんとちゃいますか。原さんが取り憑かれている今、霊(というかS子)を説得できるんはユージンはんしかおらしまへんのやし…。 |
麻衣 | あたしもジョンに賛成だよ。 |
綾子 | …そーねえ。あのままじゃ真砂子だって危ないし。 |
ぼーさん | リンさんや。どう思う? |
リン | そうですね。私もそう思います。ここはジーンを…いえ、ナルとジーンを信じましょう。 |
麻衣 | リンさん……。 |
安原(実況) | さて、そちらは綺麗にまとまっているようですが。こちら現場の方もある意味綺麗にまとまっております。そうですねえ、これは…こんな状況でなかったら少女マンガの告白シーンのようにも見受けられます。 |
綾子 | ますます不気味ね……。 |
安原(実況) | 今までの緊迫した雰囲気とは違います。とても、穏やかな空気です。花吹雪で、もう何も見えなくなってきました。 |
ジョン | あの…この花びらはいったいどこから…。 |
麻衣 | しっ。ジョン、そこつっこんじゃだめ!! |
安原(実況) | あっ。渋谷さんが…ユージンさんが、手をさしのべました。光が満ちあふれています! |
麻衣 | ああっ。真砂子の体から影が!! |
ぼーさん | 成功したか!? |
綾子 | え。でもちょっと待って!! |
どーした綾子!! そしてジーンはどうなる!! ナルの運命は!! 次回!! 衝撃の展開に!! (マジでっ!?) まだまだ長期連載だ!! |
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真砂子 | ……あたくし、一体……? |
麻衣 | 真砂子! 大丈夫、すぐ行くからね!! |
綾子 | ちょっと待って。何かおかしくない……? |
ぼーさん | 綾子の勘なんか当てになんのか?(笑) |
綾子 | うるさいわねえ……あ、ちょっと麻衣、待ちなさいってば!! |
安原(実況) | 谷山さんが原さんのところへ駆けつけました。降り積もった花びらのせいで……天国みたいですねえ。 |
ぼーさん | 少年、臨死体験でもしたのか? |
安原(実況) | いえ……この前、何ていったっけ、魔性のなんだかっていう本ですけど、それを読んだときにこんな絵のことがあったなあと思っただけですよ。 |
ジョン | 天使様でも降りてきはりそうですね。 |
安原(実況) | 今、谷山さんが原さんを助け起こしました。……あれ? 谷山さん? |
ナル(ジーン) | 麻衣? …離れて!! |
安原(実況) | あれ、どうしましたか?谷山さん……? おかしいです、谷山さんの様子がおかしいです!! ゆらりと立ち上がりました。原さんに向かって……谷山さん! |
麻衣(??) | うふふ……うふふふ……。 |
一同 | !!!(顔面蒼白) |
ジョン | ……ま、麻衣さん? |
真砂子 | 油断しないで下さい! この人は麻衣じゃありませんわ!! |
つづく!